自宅にあったお茶を飲もうと思ったら「賞味期限が過ぎてた!」なんて経験ありませんか?
防災対策や買い置き用に水やお茶を自宅に備蓄してると、時には賞味期限が切れてしまうことがあります。
賞味期限って、期限が切れるとちょっとドキッとしますよね。
でも、賞味期限とは品質が変わることなく美味しく安全に食べることが出来る期間なので、期限を過ぎたからといってすぐに飲めなくなるのではありません。
基本的には、風味が落ちてしまうので、美味しく味わえないというだけなんです。
とはいえ、じゃあその賞味期限が過ぎたらいつまでなのかが気になるところですよね。
そこで今回は、ペットボトル・パック・缶に入ったお茶の賞味期限が切れた場合はいつまで飲めるのかについて調べてみました。
この記事では、巷の意見を参考にした各パッケージごとの未開封&開封後の目安を、個人的な見解でまとめてあります。
賞味期限後の問題に関する明確な答えはありませんので、飲むか飲まないかは自己責任でご判断くださいね!
お茶の賞味期限が過ぎた場合、未開封だといつまで飲める?
まずは、飲料メーカーサイトのお客様相談室を何社か見てみました。
すると、消費者からの賞味期限切れの質問に対してはどのメーカーも「賞味期限内に飲みましょう」と促しています。
賞味期限が切れたらすぐに飲めなくなるわけではないですが、風味が落ちて美味しくないからおススメしないとしています。
次に、農林水産省の食育サイトを見てみました。
すると、子供向けの食育サイトでは「賞味期限が過ぎた食べ物や飲み物は、大人と相談をしてから食べましょうと子どもに促しています。
この期限を過ぎても、すぐに食べられなくなるわけではありません。もし、賞味期限が過ぎた食品があったら、大人の方とそうだんしてから食べましょう。
食品は表示されている保存方法を守って保存しておくことが大切です。ただし、一度開けてしまった食品は、期限に関係なく早めに食べるようにしましょう。
つまりは、メーカーも農林水産省も、「賞味期限が過ぎたら自己責任で判断して飲んでね!」としているんですね。
もし、賞味期限がすぎてしまった場合、飲むか飲まないかに迷った場合は飲まない方が一番なんでしょうけど、ある程度の目安って知りたいですよね。
次は、巷に広がる目安について、ペットボトル・紙パック・缶ごとに調べてみました。
(目安には諸説ありますが、この記事では以下のようにまとめてあります。)
ペットボトルのお茶の賞味期限はいつまで?
ペットボトルの場合、目安は約1か月のようですね。
ただし、これは保管状態が良かった場合の話です。
直射日光が当たるなど、高温多湿の場所で保管されていた場合は賞味期限内でも注意が必要です。
未開封で賞味期限が切れたペットボトル飲料を口にする前には、必ず次の事をしてお茶の状態を確認しましょう。
<飲む前に確認した方がいいこと>
飲む前にはまず、ペットボトルの状態を確認しましょう。
①ペットボトルの容器がへこんだり膨張したりしていませんか?
②沈殿物や浮遊物がありませんか?
③お茶の色が変色していませんか?
これらに問題がない場合はまずはグラスにいれてみて、変な匂いや味がしないかを確認しましょう。
その上で少し飲んでみて、味がおかしくなければ問題ないかもしれません。
ペットボトルのお茶の賞味期限切れは半年までなの?
ペットボトルのお茶の賞味期限切れの目安には、半年は大丈夫との情報もありますが、個人的にはおススメしません。
なぜなら、ペットボトルは密封性に欠けていて、光に弱いからです。
「密閉されているんだから大丈夫だろう」と思う方もいるかもしれませんが、ペットボトルは微量な空気を通す性質をもっていて匂いが移りやすく、透明で光を通しやすいことから酸化しやすいんですね。
だから賞味期限だけではなく、どのような状態の所で保管されていたかも重要で、お茶は賞味期限が過ぎて半年くらいたつと茶色く変色するらしいですから、もったいないからという理由で飲むのは危険かなと思います。
また、暗室で保管していたとしても、春夏と秋冬では室温に変化があって酸化しやすくなりますので、1か月という目安が一番無難かと考えます。
缶のお茶の賞味期限切れはいつまで?
缶の場合、目安は約1~1.5ヶ月のようですね。
もちろん、保存状態にもよりますが。
完全密閉されていて光りも空気も通さない缶は、容器が金属製でしっかりとしているので、ペットボトルよりは日持ちするようです。
正しく保管された缶飲料は1~2年は持つなんていう情報もありますが、あくまでも大切なのは匂いや味などで、期限じゃないです。
まずはコップに注いでみて、浮遊物・匂い・味で判断しましょう。
個人的には、1か月以内だったら試飲チャレンジするかもしれません。
お茶の賞味期限切れ 紙パックの場合は?
紙パックの場合は、1~2週間くらいが目安です。
もちろん紙パックでも確認が必要で、飲んでみる前にはまずグラスにお茶を入れてみて、浮遊物・色を確認し、最終的には味わってみて問題がなさそうであれば飲んでもOKでしょう。
紙パックは目安が短めですが、これは紙パックが他の容器より酸化しやすいことにあります。
紙パックは光りを通しませんが、空気はペットボトルよりも通すので酸化しやすいようなんですね。
容器を酸化の強さで比べてみると、缶>ペットボトル>紙パックとなっています。
紙パックの中には長期保存できるタイプもありますが、そういった特殊な紙パックでない場合は1日でも早い方がいいと思います。
お茶の賞味期限って開封後の場合はいつまでなら飲んでもいいの?
今度は賞味期限切れではなく、開封後はいつまで飲めるかについて調べてみました。
飲料パッケージには基本的に、開封後は必ず冷蔵庫で保管し早めに飲むようにとの注意書きが書いてありますが、いわゆるこの「お早め」って、いったい何日くらいなのでしょうか?
私はいつも疑問だったのですが、調べてみると、多くのメーカーは2~3日を目安としていることが分かりました。
原材料の劣化は食品や条件によって異なるため、一概に時間を決めることはできませんが、ほとんどのメーカーでは2~3日を目安として注意喚起をしています。
引用元:MAG2NEWS
飲料メーカーサイトのお客様相談室も何社か見てみましたが、やはり2~3日って書いてありました。
ただし、これは直接口をつけていない場合です。
直接口をつけずにグラスなどに取り分け、フタをして冷蔵庫で保管したものなら2~3日くらいまで大丈夫なんだそうです。
とはいえ、開封後は微生物や埃の混入によりお茶が変質してしまう場合があるので、味がおかしい場合はすぐに廃棄しましょう。
では、口をつけてしまった場合はどうでしょうか?
口を直接付けた場合は当日中です。
なぜなら、口を直接つけてしまうと、雑菌が繁殖してしまいますからね。
とはいっても、個人的には2日目でも飲んじゃってます。
体調を壊したことはありませんが…。
まとめ
今回は、賞味期限が切れたお茶はいつまで飲めるの?についてご紹介しました。
今回の調査では、「いつまで飲めるのか?」という疑問については明確な答えはなく、味や色などから自分自身で飲むか飲まないを判断するしかないという結果になりました。
色々と目安をまとめてみましたが、目安はあくまでも目安です。
賞味期限内でも保存状態が悪いと酸化してしまいますので、期限内であっても味がおかしいかもと思ったら思い切って飲むことをあきらめることをおすすめします。