最近、息子の学校ではマラソン大会の練習をしているのですが、
先日、子どもがこんなことを言っていました。
「今日は学年全体で、プレマラソン大会をしたんだ」
「僕は〇位だったんだけど…」
「本気で走っていたらもっと早かったかも」
「僕、かるきで走っちゃったからなぁ」
私は、息子が言った『かるき』という言葉にひっかかり、
『かるき』なんて言葉はないよと教えたのですが、
しばらくしてから、
「そもそも本気の反対語って何?」
「かるきっていう言葉自体は存在するの?」
と気になり調べたら、
『かるき』は本気の反対語ではなかったものの、
ちょこっと意外な答えが判明しました。
今回は、小学生の間で使われている「かるき」
という言葉について調べてみました!!
かるきとは軽気?
息子の使った『かるき』という言葉は
「軽い気持ちで」という意味だったので
漢字にするとしたら『軽気』かなと思い
調べました。
すると『軽気』という言葉は存在したのですが、
読み方は異なっていて、
『軽気』の読み方は『けいき』で、
意味は『空気よりも軽い気体』でした。
気持ちじゃなくて、状態を表すことばだったのです。
ちなみに、『かるき』の意味を調べると
『カルキ』の意味が出てきます。
本気の対義語・反対語って何?
次は「本気」の対義語・反対語について調べてみました。
すると以外にも、答えは3通りあり
『冗談』・『遊び』・『戯れ』でした。
でも、意味合いはどれも同じです。
本気 ⇔ 冗談
引用元:対義語辞典ONLINE
本気 ⇔ 遊び
引用元:weblio
本気 ⇔ 戯れ
引用元:反対語大辞典
『 戯れ (たわむれ) 』の意味ってイチャイチャする
という意味だと思っていたのですが、
『戯れ』には「遊び」とか「冗談」
という意味もあるんですね。
あなたはご存じでしたか?
俗語では嘘気(うそけ)という言葉がある
『かるき』という言葉は
一般的な言葉ではないこと、
そして対義語・反対語としては
3通りあることが分かりましたが、
実は大阪弁では『本気』の反対の言葉として
『嘘気(うそけ)』という言葉が使われているようです。
嘘気。物事をおこなう際、
実際にすることはできないことなどを仮におこなう意。これから賭事するけど、これはうそけやさかいな。
みっちゃんはうそけでお母ちゃん役な。
ほんけちゃうねん、うそけやねん。近畿などでの言い方。
東日本では「うそっこ」。
対義語は「ほんけ(本気)」。引用元:weblio
また、『本気』は『ほんけ』と言うようです。
まとめ
『かるき』という言葉は存在しませんでした。
『軽気』でもありません。
「本気」の対義語・反対語は
『冗談』・『遊び』・『戯れ』です。
『かるき』でも『軽気(けいき)』でもなく、
『弱気』でもありません。
息子の同級生の間では『かるき』
という言葉が日常でも普通に使われているようなんですが、
関西では『ゆるき』なんていう表現をする小学生もいるようですよ!