先日、家族でお出かけの最中に車に乗っていたら、道路の脇の側溝に大きな鳥が飛来してきたのを見たんですね。
「なんだあのでかい鳥は?」って私が言ったら、夫が「ペリカンだろう」って言ったんです。
さすがにペリカンはないだろうって思ったんですけど、鳥に関する知識が浅く全く分からなかったので、今回はあの時に見た「ペリカンみたいな鳥」について調べてみました!
ペリカンみたいな鳥はコレかも
私たちが見たペリカンみたいな鳥はたぶんこれです。
ダイサギ(Great Egret)が咥えているのは アメリカザリガニ。魚を食べている事が多いので、ご馳走かもしれない。鳥見を始めた頃、この公園でシラサギを見て感動したのを思い出した。今ではカメラを向ける事も希になってしまったので、今日は初心を思い出してコンデジを向けた。(新横浜公園12/26) pic.twitter.com/Vf0HMsSvlZ
— Yoshio Ichikawa (@ShichuanFangnan) 2018年12月28日
遠くから見たので確証はないんですが、こんな感じの鳥だったんです。
で、この鳥なんですが「サギ」という種類の鳥みたいです。
サギについて調べてみたら、ウィキペディアでは
「サギ(鷺)は、ペリカン目サギ科 (Ardeidae) に属する鳥類の総称で、水鳥の仲間である。雪客(せっかく)という異称もある。」
引用元:ウィキペディア
とありました。ペリカン目だから、ペリカンの仲間ではあるんですね。
そんなサギですが、日本には19種、世界には65種が生息しています。
では、主な特徴は何なんでしょうか?
ペリカンみたいな鳥 (サギ) の特徴
<サギの種類>
まずはサギの種類ですが、日本では大きく3種類に分けられていて、留鳥・冬鳥・夏鳥とあります。
◆留鳥とは
年間を通じて同じ場所にとどまるタイプのサギです
◆冬鳥とは
冬季に越冬を目的として日本に渡ってくるサギです
◆夏鳥とは
夏季に繁殖を目的として日本よりも南の国から渡って来るサギです
<サギの外観>
次に外観ですが、見た目はコウノトリやツルに似ているけど、大きさはコウノトリやツルより小さいという特徴があります。
私が見たのは真っ白だったのですが、サギには灰色・白・黒のタイプもいて、季節によって色が変わるタイプもいます。
羽が白いサギにはダイサギ・チュウサギ・コサギ・アマサギといて、白いサギは白鷺(シラサギ)と呼ばれることもありあます。
もはや説明いらずの大スター、アオサギ先輩。
オオクチバスを捕らえて満足気に去っていった。 pic.twitter.com/5tAViwphIG— さうす (@sagittaria25pg) 2018年12月24日
<サギの食性>
サギの主な餌場は、河川や田んぼなどの水辺です。魚やカエルなどの両生類はじめ、爬虫類・哺乳類・鳥類をつかまえて食べます。
<生活形態>
巣は見晴らしの良い樹の上に作られ、コロニーが形成されます。
そしてこのコロニーは天敵からの攻撃を予防するため、主に河川敷をメインに作られますが、近年ではサギが増加したことから寺社林にも形成されてきています。
※食性や生活形態などはサギの種類によっても異なり、単独で生活したり、草地に巣を作るタイプのサギもいます。
ペリカンとは?
ペリカンとは、ウィキペディアではこう説明されています。
「ペリカン目ペリカン科ペリカン属に属する鳥類を指す総称」
引用元:ウィキペディア
ペリカンはくちばしの下にある袋が特徴ですね。
暑いときはこの袋をふるわせて体温調節をします。
これからまた暑い日があると思いますのでこういった行動が見られるかもしれません。
ぜひ、のんほいパークの
ペリカンを見に来てください!#豊橋 #動物園 #のんほいパーク #ペリカン #暑い pic.twitter.com/Y1Du0tH9KA— 豊橋総合動植物公園(豊橋のんほいパーク) (@non_hoi_park) 2018年5月20日
ペリカンは温帯・熱帯の地域に生息し、湖沼・川縁・海岸沿いなどの浅い水辺で生活しています。日本には生息していませんが、稀に中国やインドに生息しているハイイロペリカンやモモイロペリカンなどが迷鳥として確認されています。
現在では6種類のペリカンがペリカン科として認識されていますが、かつてはトキ・コウノトリ・カツオドリもペリカンと同じに扱われていました。
ペリカンは主に肉食で、水辺に生息する魚や甲殻類を食べて生きています。
社会性が非常に高いので、外敵から身を守るために同じ種類の仲間同士で集団で巣を作って生活します。
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まとめ
日本で野生のペリカンが見られるのは非常に稀なことなので、先日道路で遭遇したあの白い大きな鳥は、越冬を目的として日本にやってきた「冬鳥」タイプのサギなんだと思います。
しかも、ペリカンが飛来するとしても北海道とかの水辺になるみたいなので、もし道路で本当にペリカンと遭遇したらかなり珍しいことなので写真を撮った方がいいかもしれませんね。