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共感覚とは?文字や音に色を感じるあなたは共感覚の持ち主かも!?

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あなたは共感覚って聞いたことがありますか?

多かれ少なかれ、文字の見え方や音の聞こえ方って個人差があるということは誰もが認識していると思いますが、この共感覚を持っている人が感じる感覚は、あなたの想像を超えているかもしれません。

今回は、そんな共感覚についてお話ししたいと思います。

 

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文字や音に色を感じる

共感覚とは

共感覚とは、文字や音に色がついているように見えたり、感じたりする感覚のことです。

例えば、この記事は黒い文字で書いているのですが、共感覚をもっている人の中には、文字によって赤に見えたり、青に見えたりするのです。それも、特定の文字だけだったり、全体的だったりと様々です。

この他にも、数字が立体的に見えたり、会話中のある言葉に色を感じたり、言葉に味を感じたり、痛みに色や形や音を感じるなどといった症状など、たくさんの症状があります。

 

女性の高い声を「黄色い声」と表現したり、その考えは「腑に落ちない」なんて言葉は、共感覚を持ている人が作った言葉かもしれませんね。

 

 

共感覚を持っている人の割合

この共感覚は、19世紀後期までは科学的に研究されることは殆どありませんでした。

なぜなら、この感覚は万人に見られるものではなく、症状が個人によって異なっていたからです。

だから共感覚は、薬物使用者や創造力が豊かすぎる人の作り出した幻想だと、長年とらえられてきました。

また、共感覚という感覚が人間に存在するという肯定的な研究でも、10万人に1人だとか、天才的な人や芸術家が持っている特別なものとして捉えられてきました。

 

しかし、最新の研究では、共感覚は10万人に1人などといった特別なものではなく、100人に1人と推定される見方も出てきています。100人に一人といえば、学校の1クラスに2~3人はいるという計算です。

 

なぜ特別なものではないということが分かってきたかというと、それはおそらく、世の中が情報化社会に変化して、人々の情報が共有されやすくなってきたからだと私は考えています。

共感覚を持っている人は生まれた時から文字や音に色を感じて生きてきているので、その感覚は誰しもが持っているものとして生きていくのですが、それが何かのきっかけで、誰しもが持っている感覚ではないことに気づいてしまった時に、この能力の存在を隠してしまうようなんですね。なぜなら、自分と他人との違いに不安になってしまうからです。

でも今はインターネットがあるので、同じような感覚を持つ人同士が交流して情報を共有し、私には共感覚があるのだということを自己発信する人が増え、潜在的な共感覚の持ち主がたくさん表に出てきた結果、共感覚はもの凄く特別なものではないという見方が出てきたんだと思います。

共感覚の原因

共感覚は、親子間で同じ感覚が見られる傾向があることから、遺伝的な要素が原因ではと考えられています。ただ、全てが遺伝的要素で決まるのではなく、生まれ育った環境も影響していると考えられています。

 

共感覚はまだまだ分からないことがたくさんあるのですが、最新の研究では、共感覚が後天的に身につけられるかもしれないという研究論文も発表されているようです。

 

まとめ

共感覚とは、文字に色や音を感じたり、数字が立体的に見えたり、言葉に味を感じたり、痛みに色や形や音を感じるなどといった様々な感覚のことをいいます。

昔はただの妄想や幻想だと考えられてきた共感覚ですが、今は研究が進んだことにより、少しずつ解明されつつあります。

ASDの人の感覚が科学の力で認知されてきたように、共感覚のなぞも、今後の科学技術の発展によって解明されていくかもしれませんね。

 

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