『子どもが宿題をしない』
小学生の子どもを持つ家庭では、必ずぶつかる問題ですよね。
もちろん、我が家の息子もやりたがりません。
子どもって、なぜ宿題を嫌がるんでしょうか?
そこで今回は、
・宿題をやってもらうための対策
・私たち親がやってはいけないこと
・私たち親ができること
について、
小学5年生の息子さんを持つあるママさんに、
体験談をお聞きしました。
それでは、こちらのママさん自身の経験や息子さんの生の声をどうぞ!
子供が宿題を嫌がるのはなぜ?【理由と対策】
子どもが宿題を嫌がる理由には様々あり、
理由は子どもによって異なっています。
ですから、効果的な対応をするためにはまず、
「なぜその子が宿題を嫌がるのか」を理解しなければなりません。
同じ時代を過ごした私たちなら理解できるはずなので、
一緒に解決策を見つけていきましょう!
<宿題を嫌がる理由とは?>
子どもが宿題を嫌がる理由には、
大きく分けるとこの4つが多い傾向にあります。
[1]ひとりでやらないといけない
[2]間違えるのが恥ずかしい
[3]楽しいことを優先したい
[4]甘えている
うちの息子も宿題を嫌がるときは、
上記のようなことをよく言っていました。
嫌がる理由がわかると、
「私もそうだったなぁ」と懐かしい気持ちになりますよね。
理由がわかれば、私たちができることが少しずつ見えてきますので、
[1]の場合から順に対策方法を見ていきましょう。
宿題を一人でできないからかも?
[1]ひとりでやらないといけない
学校では教えてくれる先生がいて、お友達と一緒に勉強できるのに、
家に帰ってきたら基本的に自分の力でやらないといけない。
学校とは環境が変わることで心細くなり
やる気が無くなってしまう子が多いようです。
中でも特に、自分のお部屋を持っている子どもには
こういった傾向が強く見られるようですね。
このような理由の場合の対策としては、
リビングなどの「誰かしらが居るお部屋」
で宿題をやってもらうようにしましょう。
わからないところをすぐに聞ける環境なら気持ちも変わり
宿題に取り組んでくれます。
完璧主義が宿題を遠ざけているのかも?
[2]間違えるのが恥ずかしい
宿題を出して『バツ』がついてしまうのが恥ずかしい。
宿題に限らず、これは大人でも思ってしまいがちな理由です。
ですがこれは試験ではなく宿題です。
我が家では、
「大人でも間違えることはあるし、間違えてもそのあとちゃんと覚えれば大丈夫」
「間違えてもいいからやってごらん。」
「わからないところは教えてあげるからね。」
と声をかけています。
すると、「わからないところは教えてくれる」
という安心感が生まれて不安がなくなったからなのか、
息子は宿題をやってくれるようになりました。
宿題よりも遊びを優先したいのかも?
[3]楽しいことを優先したい
これは、子どもならではの理由ですね…。
気持ちはわかるけど、無理やりやらせるのもちょっと…。
遊びたい、ゲームをやりたいなど、
こんな理由の場合の対策としては、
「じゃあ、○分遊んだら宿題やろうね?約束だよ」
と先に遊ばせてしまいましょう!
頭ごなしに『ダメ!』と否定しては
天邪鬼な子どもたちはより反発します。
「約束の○分経ったから宿題やろうね」と声をかけておけば、
約束した手前、やらざるを得ない状況になります。
『約束を破るのはいけない』と、
子どもでも理解できる状況を作れば、嫌々ながらもやってくれます。
「宿題が終わったら、また遊んでもいいよ!」
と付け加えると、
「早く面倒ごとは終わらせてしまおう!」
とやる気を出す子も多いです。
宿題をしないのは怠け癖からかも?
[4]甘えている
甘えているというのは、たくさんの意味がありますよね。
『だらけているだけ』『ただやりたくない』 など。
ただ怠けているだけと思ったら、
まずは、何がしたいのかをお子さんに聞いてみましょう。
解決法としては[3]と同じ内容になってしまいますが、
・やりたいことを時間を決めてやらせてあげる
・その時間が過ぎたら宿題をやるという約束をする
といった対応をすれば、
だいたいの子どもはこれで取り組んでくれるはずです。
しかし中には、「絶対やらない!」と背を向ける子も居ますよね。
我が家の息子にも、そういう時期がありました。
そんなとき我が家はどうしたかというと、
「じゃあ、ママはあなたとしゃべらない!」
と、宿題をやらないなら息子の相手はしません宣言をしました。
すると30分ほどで、
「ママごめん、宿題やるからおしゃべりしよう」と観念しました。
・僕(私)が○○をしない=ママ(パパ)は○○をしてくれない
・僕(私)が○○をする=○○をする時間がある
という方程式があると、何事にも取り組んでくれるようになりますよ。
ただ、過度な約束は問題視される場合もありますので、
私たち大人のさじ加減だけで決めるのはやめましょうね。
子供に宿題をやせるために必要な3つこと
宿題をしない子どもに対して、
「なんで宿題やらないの?何がいやなの?」
と聞いてもなかなか答えは出てきません。
理由を話さない子どもの場合は、
「ひとりでやるのがいやなの?」
「遊びたいの?」
など、こちらからある程度理由を決めて聞いてあげれば、
「そう!それがいやだからやりたくない!」
などと、子どもも答えやすくなるものです。
大人だって、頭ごなしに怒らるだけだと嫌な思いをしますよね。
子どもだって一緒です。
『絶対に頭ごなしにものを言わない』
『子どもの意見も聞き入れる』
『約束をする』
上記3つを守れば、だいたいの子は宿題をやってくれるようになります。
良かったら、試してみてくださいね。
▼宿題に関連する情報を、こちらの記事でもご紹介しています!!

まとめ
10人の子どもがいれば10通りのやり方がある育児。
何が正解かは本当に難しい問題ですし、子どもによって違うので一概には言えません。
ですから、問題を解決するために一番大事なのは「子どもとのコミュニケーション」だと思っています。
ある程度の理由がわかれば、その子どもにあった解決策も見つけやすくなりますから。
時には子どもの立場に立って、「自分にもこういう時代あったな」と、自分の子どもの頃を思い出せば、子どもにあった解決策を見つけやすくなると思いますよ。