小学校の卒業式で袴はおかしい?おかしくない?ママの体験談と袴の歴史

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ここ数年、小学校の卒業式では袴を着るのがブームになっていますよね。

最初は女の子だけで流行っていただけだと思うのですが、今では男の子でも着用する子がいます。

一見、袴は会場内を華やかにしてくれるので素敵だなと思うのですが、華美すぎるとか、経済格差を浮き彫りにしてしまうなどの問題で賛否両論あり、学校によっては袴を禁止しています。

そこで今回は、「小学校の卒業式で袴を着るのはおかしい?おかしくない?」というテーマで、袴世代の卒業式を経験したママさんの体験談袴の歴史をご紹介します。

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小学校で袴は禁止じゃなかったけど

<体験談>ママさん50才・お子さん14才

~小学生が卒業式で袴を着ることについて思う事~

袴を着ることは、女の子だったらとても華やかでしょう。私も短大の卒業式で着たことを思い出しました。

小学校6年生の我が子の晴れ姿というのは、考えただけでもやってあげたくなります。例え、多少の費用がかかったとしても。

袴を着ることは、学校の許可がない場合はもちろんNGです。

でも、許可があったとしても、もし自分のお子さんが「イヤ」だと思っているのならば、無理強いすることもダメだと思います。

親の見栄の張り合いになってしまっては、希望に満ちた子供達の卒業式が台無しになります。
主役はあくまでも子供達なのです。

お世話になった小学校では手紙に「卒業式に相応しい服装」とだけ記載されていました。袴を着ようと思えば着れたのでしょうか。

しかし暗黙の了解というか、当然卒業生は入学する中学校の制服を着て式に出席です。

大多数の子が市立の中学校に行きますが、数人が私立中学校へ行くので、色やデザインの違う制服がちらほら見られました。

私より上の学年の子達の卒業式では、制服を注文するのが遅れた方が一人いて、やむ無く用意した服装で出席していたそうです。

それが、AKB的なフリフリのピンク系のワンピースだったので、黒系の制服だらけの中ではかなり目立ち、他の父兄たちがザワついたそうです。

そんな卒業式でしたので、もしあの卒業式で一人だけもしくは数人が袴で出席していたら、大人たちの反応には2通りのザワつきが起きていたかもしれません。

「うわぁ、可愛い!」「素敵ね!」の肯定派と「何で制服じゃないの?」「あそこの家、お金があるのねー」 の否定派です。

世間では様々な事情で貧困している家庭も多いと聞きます。

私は古い考えの人と言われても、格差がつくのはやはり子供が可哀想だと思うので、我が子の小学校のように4月から使用する中学校の制服を着るのが平等で一番良いと考えます。

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小学校の卒業式では先生が袴の対応に追われることも

<体験談>ママさん46歳・お子さん13歳

~袴を着る小学生を実際に見て感じたこと~

近年、小学校の卒業式で「袴」を着用するお子さんが多いと聞きます。

それに関しては、該当する我が子は男子だったのと、テレビなどで見ても「わ~!お金かかりそう~!」くらいにしか、感想は持っていませんでした。

それが、まさか実際に目にすることになるとは・・・・

昨年度、わが子の通っていた小学校の卒業式のことです。

会場に行くと驚いたことに、なんと、女子の三分の一程度が華やかな袴姿で、男子数人も袴でした。

驚きましたが、「どうやって着付けをしたのだろう」とか、「髪型はどうしたのだろう」「やっぱり、朝早くから美容院かな?」などと、ぼんやりと見ていました。

他のお子さんはというと、女子の制服をアレンジしたようなスーツタイプが主流でしたが、中には一人だけシンプルなワンピース着用のお子さんがいらして、それが印象に残りました。

この時は明らかにワンピースは一人だけだったので、個人的には袴よりもシンプルなワンピースの方が目立ち、キラリと輝いて見えました。

袴の方はどうやって購入したのかが気になって他のお母さま方に聞いてみると、ちゃんとした着物のお店で作ってもらったご家庭、大手商業施設で一斉に売り出されてお手頃価格で購入、ネットで簡単に着用できるものを売ってたのでそれを購入・・・と、様々でした。

また髪型も本当にそれぞれで、ピースや飾りをつけた感じのお子さん、イチから美容院で仕上げてきたお子さんなど、色々いらっしゃいました。

こうして見てみると、袴を着ることはそれぞれのご家庭の経済事情が許す限り自由で良いのだなと思いました。

しかし明らかに先生方へご負担をかけたりお子さんの負担があるようでは袴着用に対しての見方は変わってしまい、やや否定的になります。「反対!」と声高にいう程ではありませんが。

後でネットで見て知ったのですが、学校によってはすでに「袴着用禁止」というルールができているところもあるようですね。

その理由の一つに、式の日の先生方のご負担が増えるというものがありました。

いつもとかなり違う装いの為、トイレ問題が浮上したり、壇上へ上がる児童に気を配ったり、着崩れを直してあげたりと先生方の負担が増えてしまうんだそうです。

ただでさえ、雑務に追われている教職員の方々に負担を強いるようでは、今の時代の流れに逆行しますよね。

我が子の卒業式の時には、皆さん問題なく笑顔で無事式も終了・・・という運びだったのですが、もしかしたら表面的に見えてこないこともあったのかもしれません。

今後は何か学校側も対応策を出してくるのかもしれないな~、と感じています。

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袴の歴史から小学生の袴問題を考えてみると

袴というと女性のもののイメージが強いのですが、袴はもともと男性用のものでした。

明治初期、袴は男性のものという認識だったため、女性用の袴は存在していません。
男性用の袴は優雅ではありませんので、女性で袴を着るのは宮中にいる女性のみだったのです。

ところが、学校制度の誕生によって袴の存在は変化していきます。

学校に通う女学生たちの元々の服装は着物に帯だったのですが、着崩れしやすい面が学業に支障をきたしていたため、政府が袴の着用が認めたのです。

そして、政府が特例を出したあとの女学生たちは男性用の袴を着用するようになりますが、男性用の袴を女性が着ることは華やかさに欠けることから、世間からは反対の声があがるようになります。

その結果、明治12年から15年まで女学生の袴は禁止になってしまいました。

そしてその後、「女性用の袴を!」という運動が起こり、明治18年に華族女学校の学監である下田歌子が優雅さと機能性を兼ねた制服としての袴を考案して全国に広がったものの、西洋化の流れによって需要がなくなっていきました。

袴はもともと制服だったということとなると、小学生が袴を着ること自体はおかしいことではないように思います。

袴でなくてもスーツなどを揃えるのはそれなりにお金がかかりますから、かなり安価で着やすいものが誰にでも手に入るようになれば、袴もありなのかもしれません。

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さいごに

あるママさんのご意見です。

自分たちの時代では全く予想だにしなかった袴での卒業式。それが今では当たり前になっています。

禁止する学校も出てきたり、もう袴戦争と言っても過言ではないと思います。

せっかくの卒業式に自分の子が主役になれば親もうれしいものですから、目立ちたいために袴を着せることは悪いとは思いません。

でも正直、周りに迷惑をかけるのであれば反対です。

(ママさん35歳・お子さん13歳)

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