気が付けばもう12月、クリスマスのシーズンになりましたね!
クリスマスといえばクリスマス会ですが、子供会や学童などでは、大人たちがクリスマス会の準備で慌ただしくなります。
あなたは今、クリスマス会の企画で悩んだりしていませんか?
今回は、学童などのクリスマス会企画で悩んでいる方に役立つのでは?というお話をご紹介します。
クリスマス会の企画として「子どもたちがケーキを手作りしたよ」という、ある30歳のママさんの体験談をご紹介します。
クリスマス会でケーキ作り
Q.いつごろのお話ですか?
これは、私の子どもが小学3年生の時に学童保育へ通っていた時の話です。
丁度仕事が休みだったので、私は補助要員として学童保育のクリスマスイベントに参加しました。
当時、学童保育のクリスマス会は12月24日のクリスマスイブに行われました。
冬休み中なので、学童保育に預けられているお子さんは多く居ますし、仕事が休みであれば、保護者もお子さんと一緒に参加していました。
Q.ケーキ作りイベントでの具体的な話を聞かせてください。
ケーキ作りの内容は「デコレーション」です。
最初はグループに分かれて作りました。
学年がかたまらないように、あらかじめ班を決めておきます。
でも困ったことに、その班決め際にちょっとしたトラブルが起こりました。
やっぱり、学童保育内でも人の好き嫌いがあります。
低学年の子が、仲の良い友達と同じグループになれなくて、ごねてしまっったのです。
でもなんとかそこは収まりました。
ところが、ケーキを作り始めてからまた事件が...。
出来上がっているスポンジケーキに、班ごとにデコレーションをするのですが、生クリーム味かチョコレート味にするかで子供たちで大揉めしてしまったのです。
ではどうしようかと、子どもたちとは話し合いをしました。
その結果、2種類の味を使った半々のケーキにすることになり、生クリーム派とチョコレート派に分かれて半分ずつ作りました。
うちの子はというとどちらでもよかったようで、めんどくさそうな顔をしていましたが、出来上がったら出来上がったで見た目が気に入らなかったようで、他のグループのを見てはうらやましそうにしていました。
そして、「やっぱり生クリームだけにすればよかったね」とひとこと。
それでも美味しそうに食べていて、そのあとのプレゼント交換も楽しそうにしていたので、いい思い出になったかな、と思いました。
クリスマスは家族で出来るとは限らない
Q.今回の体験で、何か学んだことはありますか?
息子が通っていた学童保育は人数が多かったので、イベントを企画するのもなかなか難しかったと思います。
もっとしっかり手伝えればよかったな、と申し訳なく思いました。
学童保育に通っている子たちは、両親が共働きで寂しい思いをしていたり、片親であまり親に甘えられなかったり、家庭で寂しい思いをしている子たちも多く居ます。
クリスマスだからといって、みんながみんな豪華な夜を楽しめるわけでもありません。
だからこそ、「クリスマスパーティーだけは楽しく行いたい」という、学童保育の職員さんたちの気持ちが伝わってきました。
今思えば、うちの子が同じグループが揉めていてもめんどくさそうな顔をしていたのは、「クリスマスパーティーなんて、自分は家に帰ればまたできる」という気持ちの表れだったのかなと思います。
こういうところで子どもに気を遣わせるのは嫌なのですが、「他の子は、みんながみんな、家でクリスマスが祝えるわけじゃないんだよ」という事を息子に伝えたかったです。
私は今まで、息子が普段、友達と遊んでいるときにどんな顔をしているのかなどについて見る機会がありませんでした。
でも今回のイベントを通して、息子は普段「こんな顔してるんだ」とか、「年下の子にはこんな対応するんだ」とか、そういった息子の知らない面を見ることができたので、参加して良かったなとと、うれしく思いました。
また、そんな様子をみながら、寂しい思いもしているのだろうなとも思い、「もっとかわいがってあげなくちゃ!」と感じました。
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さいごに
学童での体験談、いかがでしたか?
私はこの話を聞いて、クリスマスを家族で楽しく迎えることのできない子もいることに、改めて気づかされました。
私はこういうイベントの役員はやったことがないので、もしこういった機会がやってきたら少数派の子どもたちのためにもしっかり企画を立てたいなと思いました。