
一人っ子育児をしていると、一人っ子は「わがままだ」とか「競争心がない」とか、ネガティブな性格を決めつけられることがあります。
そんな性格は兄弟がいる子でもなる子はなるし、そもそも、しつけをしっかりすれば「わがまま」にはならないし、「競争心」なんて成長の過程で出てくる場合もあります。
だから子どもって、一人っ子だろうと兄弟がいようと、環境や教育しだいで変わるものだと私は考えています。
今回は、「まわりの人の余計なお世話発言で傷ついた時は、一人っ子のいいところ思い出してみよう!」ということで、一人っ子のメリットを一人っ子ママさんと話した時の意見をまとめておこうと思います。
一人っ子のメリットとは
その1.一人っ子のメリットは、経済的に余裕ができる
Aさん
・一人っ子にしたことで、経済的に余裕が生まれ、それが心の余裕とつながることができた。2人以上子供がいたら無理だったなと言うような金額の習い事などをさせてあげられているし、もしこのまま大学に行っても、一人っ子なら問題なく進学させてあげられるだろうと安心できている。
Bさん
・一人しかいないとなると、あらゆることにお金をかけることができる。もちろん、贅沢というのではなく、望んだ進路をかなえてやることができるとい意味で。
・よい教育を受けさせたいという思いから私学に進ませたが、私学ではのびのびとした教育を受けることができた。
・ホームステイで海外からのお友達を受け入れたり留学をしたりなど、本人がやりたいと思うことを、少々お金がかかってもそれにつぎ込むことができた。
Eさん
・一人っ子なので、子どもにかけられる資金は豊富だと思う。赤ちゃんの頃から音楽教室や体操教室に入れていたし、年齢が上がったら本人がやりたいと言ったプールやサッカー教室に行かせることができた。
Fさん
・一人である分、目もかけられるしお金もかけられる。習い事は、そろばん、英語、スイミングなど、いろいろ経験させることができた。
Gさん
・兄弟姉妹がいないことで子ども本人にかけられる費用に余裕ができ、頻繁にいろいろな所へ出かけることができた。行き先にしても本人の希望を聞いてあげ、いろんな経験をさせてあげられた。
Hさん
・月謝が一人分で良いため、英語やバレエ、ピアノ、スイミングなど、本人がやりたいと望む事をやりたくなった時に思う存分習わせてあげることができ、将来のための資金も余裕を持って貯めることができている。
「経済的余裕」これは私もよ~く分かります。今は小学生なのであまりお金はかかりませんが、子どもが2人3人もいたら、私は子どもたちを大学に行かせてあげる自信はありません。うちも一人っ子だからこそ、本人がやりたいと望むことに挑戦させてあげられています。
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その2.一人っ子のメリットは、丁寧な育児ができる
Cさん
・習い事でどうしても泣いてダメだった時は、根気よく子どもに合う環境を探し出したことで、今では楽しく習い事のすべてに通うことができている。一人っ子だからこそ、子供にあった環境を整えられるし、習い事の送迎も一人っ子だからこそたくさんしてあげられる。
・また、一人っ子だからこそ好きなことをしてあげられ、勉強面や習い事も全力でサポートできる。
Hさん
・一人っ子だと常に子どもと向き合っていられ、丁寧に子育てをしてあげられる。子どもが一人しかいなければ、必然的に汚れ物や皿洗いの量が少なくなるので、家事が比較的早くに終わる。その分たっぷり本を読んであげたり、一緒にごっこ遊びをしてあげることができた。
・また自分の体力に余力ができやすいので、子どもが寝たあとにオリジナルのおもちゃを作ったり、服を作ったりなど、子どものために多くのことをしてあげられた。
これも分かります。ウチの息子は一人だと勉強してくれず、付きっ切りになってしまうんですが、それも、一人っ子だからこそできています。
その3.一人っ子のメリットは、スケジュールが組みやすい
Cさん
・夫が週末に仕事でも、2人で気軽に出かけられるのも一人っ子だからこそできる。
Eさん
・塾の送り迎えも1人だけで良いのでスケジュールが立てやすいし、夫と交代でこなせば苦ではない。
これもよく分かります!長期休暇の時とか、スケジュールを組むのは楽勝です。習い事の送迎も、ワンオペ育児の私でも軽くできています。
その4.一人っ子のメリットは、愛情をたくさん注げる
Aさん
・1人の子供だけに十分な時間を費やすことで、たっぷりと愛情を注げているなと実感している。
Bさん
・私の親には新たな孫ができなかったからか、うちの子どもは私の親にとって特別な存在のようで、十分に愛情を注いでもらうことができた。私が働くようになっても、遠方から母親が夏休みや春休みなどの長期休暇時に手伝いに来てくれるなどしてくれた。
・それは夫の母親も同じで、最初の孫であったこともあってか、随分と愛情をかけてもらった。
Cさん
・兄弟からの愛情がない分、両親や他の家族からの愛情はたっぷりだと思う。
・愛情を人一倍もらえるので、相手を思いやれる優しい子になったと思う
愛情は、ウチもたくさんあげられていると思います。祖父母からもかわいがってもらっているので、うちの息子は人の事を悪く言うことはありません。
その5.一人っ子のメリットは、子どもが平和主義に育つ
Eさん
・小さなころは喧嘩の仕方が分からずやられっぱなしで心配だったが、大きくなるにつれ、争いを好まない優しい子どもに育った。小学校に入ってからは殴るのではなく、話し合いで解決できている。大人になった時に、殴って解決なんてとんでもない。
・お菓子やゲームなどに執着しない。奪い合う相手がいなかっったからか、いつでもできるという余裕もあり、お友達の家に行ってもお菓子を奪い合ったり、根こそぎとってしまったり、ゲームを独占する、ということは無い。
Gさん
・兄弟姉妹がいないことで比べられる事がないからか、争いごとが嫌いな優しいおっとりさんに育った。家族の愛情を思う存分ひとりじめしているので、愛情面の満足度が高いのか、あまり人の事が気にならないようだ。だから人をねたんだりすることがなく、人を悪く言う事がほとんどない。
・また、1人遊びが必然と出来るようになり、そうすることで、いろんな遊びの工夫をするようになった。ひとりで何役もやってごっこ遊びをしていたり、またご近所のご年配の方や、小さい子と仲良くなる工夫を自然としていたりと。家族以外のコミュニティへ自然と入っていく力がついた。
うちの息子は幼稚園のころから割りと愛されキャラで、優しい子になりました。また、意外とお友達が欲しいという気持ちが強いことから、積極的にお友達づくりをしています。一人っ子だけど、一人遊びは好きではありません。
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さいごに
今回は一人っ子のメリットを5つにまとめてみましたが、探せばもっともっとあるはずです。もしあなたが一人っ子批判や偏見によって、周りから取り残されたようで辛くなった時などは、あなたのお子さんの良いところをたくさん見つけ出してあげてください。